昭和45年 伊豆稲取・・・

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ちょとした名建築に見えませんか?

ミース・ファン・デル・ローエのファンズワース邸のような・・・

ル・コルビジェのサヴォア邸のような・・・

コンクリートの基礎で浮いたように広がる木造平屋建ての住宅。
左右両端の屋根のR部分から雨水が落下し、樋の替わりにコンクリートで形成された長い側溝のような池に雨水が溜まり、鯉や金魚が泳ぐ「遊び」たっぷりな住宅です。

今から40年前の静岡県は賀茂郡、東伊豆町の稲取という田舎にポツリと建っていたこの住宅は私の父が設計した自宅です。

子供のころの思い出は、「雨漏り!」木造の屋根ながら、
ほぼゼロ勾配という昭和45年当時にしたら恐らく禁断のディテールを採用していたため、雨が降ると風呂桶やバケツを総動員して家中を走りまわってナゼかワクワクしていた事を思い出します。。

木造大スパン構造だったり、ストリップ階段、大判ガラス、下駄のような基礎形状、今では主流になった床から天井までの大開口など自邸だからできる実験的な試みが数多くされています。

40年経過した「今」を検証して今度は私がディテールをアレンジして
新たな仕事にフィードバックして・・。

建築的にもいい循環です♪

はしごで屋根に登って昼寝をしたり・・
海を眺めたり・・
お菓子を集めて基地を作って風に飛ばされたり・・

家と遊びながら育ったんだとこの仕事を始めて再確認。


やっぱり、建築は楽しくないと!


ディアーキテクト設計事務所
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by dearblog | 2010-04-13 00:02 | 建築

伊豆生まれの建築家のブログです。別荘やデザイン住宅の設計をしています。